さて、私は息子が生まれてからすぐに育休を取得しました。
いわゆる育休男子です。
日本でも男が育休を取得できることは知られてきていると思いますが、なぜ取るのか、取らないといけない理由があるのかについて、私たちが取得した経緯をお伝えできればとお思います。
私たちも初めは妻のワンオペで生活していく予定でした。
目次[非表示]
取得しようと思った主な検討ポイント
- 周りに助けてもらえる環境ではなかった
- 妻がよく眠るので不安
- 夫婦間の生活感覚のズレ
- お互いのキャリアプラン
- 家族みんなで過ごす時間の大切さ
周りに助けてもらえる環境ではなかった
同じマンションの同じ階です!
しかし、里帰り出産のような状況ではありませんでした。
妻のお母さん、妻の弟さんのみがそのマンションに住んでおります。
そしてそのお母さんはまだまだ働き盛りのフルタイムワーカー。
私たちより勤務時間が長く、休みも少ないのです。
(ちなみに弟さんは日勤夜勤ありの不規則勤務。)
朝は早く夜は遅いため、実家の近くであるとはいえ里帰り出産的なサポートは受けられる状況ではありませんでした。
そして私の方の家族は大阪に住んでおり、同じくサポートは受けられる状況は変わりません。
(私が大阪出身、現在は千葉住みです。)
ここが一つ、男の私も育休を考えたポイントです。
妻がよく眠るので不安
どちらかというと夜型ですが、そういったこと関係なく寝ます。
睡眠時間も長ければ、一旦寝だすと周りが騒がしくても起きません。
果たして子供が泣き始めて起きるのであろうか。
そんな不安が頭をよぎりました。
妻ともその話をして、子供が泣いていたらさすがに起きるよとか、ママは赤ちゃんの泣き声でちゃんと目が覚めるようになっているという情報を育児本や育児雑誌で読み、ワンオペでも大丈夫だと思うとのことでした。
不安は残ります(笑)。
夫婦間の生活感覚のズレ
また妻も学生時代は一人暮らし、料理も日常的に行っていたため、こなせるほうです。
私と妻で決定的に違うのは、時間の感覚です。
私は多趣味で、やりたいことが多く、プライベートも常に時間効率化を図っておりますが、妻は趣味は少なく、好きなことは時間を忘れてとことんやるタイプです。
私が時間効率化を図っているのは、日常最低限必要な家事も含まれますが、妻の考えでは含まれておりません。
例えば休日、私はまず掃除や洗濯など優先すべき事項を時間割に沿って行いますが、妻は思いついたことから行動に移します。
つまりゲームにハマっていればゲームから開始したりして、家事は後回し、もしくは後日になります。
結局は二人ともやることはやるのですが、何が弊害かというと、いざ子供が生まれた時、私が育休を取らず働いて帰ってきた時に、全く家事が進んでいないとなると、気になって私がやってしまったり、やろうと思っていた妻がそれに不満を持ったりする可能性があるということです。
夫婦二人だけの時は気になった方がやる、もしくはやらないという風にできましたが、赤ちゃんがいる環境ではやらざるを得ない状況が続くと考えました。
はじめは大したことなくても、お互い不満が少しずつ溜まっていく可能性があることがすごく不安になりました。
そういう話もこれまた育児本や育児雑誌、はたまたネット記事やツイッターなどのSNSで見ているのもあったから不安になったのかもしれません。
私たちの理想は周りも羨む仲良し夫婦を続けられて、かつ自分たちの子供を含めた一家団欒なのです!
お互いのキャリアプラン
私は中途入社、妻は新卒入社です。
派遣社員として入社し、なんとなく居心地が良くて働き続けていたとこと声がかかり、たまたま社員登用された私と、大学を出て選んで入社した妻とは明らかに状況や立場が違いました。
といっても、妻もそこまで昇進を含めたキャリアプランがあるわけではないのですが、同期がどういうポストについてどうキャリアアップしているかなどは、同期同士で常に話題にのぼります。
かくゆう私はノープラン。
また妻の産休前のポストがあまり替えがきかない上に、会社の意向としては復職後は同じポストで考えていると言われておりました。
妻は一人で育休を過ごし、復職後は自分が時短勤務すると考えていたので、この意向に戸惑っておりました。
私はこの話を聞いて、いざ復職する際に妻にフルタイムでの仕事も選択できる状況にしておきたいと思いました。
家族みんなで過ごす時間の大切さ
できる限り一緒にいたいと思うのは、どの親も変わりないと思います。
それは母親だけでなく父親も。
ただ、まだまだ世間では父は働き母が育児をして家庭を守る風潮が強く残っているように感じます。
実際、私の周りで夫が育休を取得している家庭はありません。
その例にもれないよう、なんとなくそうしている家庭が多いように思われる中、そもそも考え方が人と少し違う(ひねくれている?)私は、育休取得したらどうなるやろ?と思いました。
仕事の問題、お金の問題、周りの家族の問題、夫婦間の考えなど冷静に分析しました。
そしてどの問題もクリアできる状況であるとわかり、夫婦で話しあいました。
最終的に決め手となったのは、夫婦としてもずっと長い時間を過ごせる、プラスして自分たちの子供も一緒だということでした。
こんな貴重な時間はないはずだという結論に至りました。
<まとめ>必要性と状況把握がカギ
仕事とお金の問題が一番考えるべきところではあると思います。
(この二点についてはまた別記事にて)
(この二点についてはまた別記事にて)
ただ、家族みんなで過ごす時間の大切さ、これはかけがえがないことだと思いますので、多少無理してでも取りたい方、取れる方は夫側の育休取得を考えられた方がいいと思います。
なにより後悔しないように夫婦で話し合いを!